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[40] 済州島民家

韓国で最も大きい島‘済州’、 済州島に暮らしていた先人たちの家屋を一度見てみましょう。 済州島は、気温が穏やかな湿度の高い島です。 また、風が強く吹き、雨や雪も多く降る島として有名です。

済州島の民家の屋根は、まるで船を逆さにしたような丸い形をしています。済州島では、雪が積もらないように屋根を丸くし、全体的に他地域よりも屋根が低めに作られているのが特徴です。 屋根は、風に飛ばされないよう草葺き屋根をさらに太い綱でしっかりと固定させ、壁や塀も石で積み上げました。 済州島は、一年を通して雨はたくさん降りますが、島全体が火山岩からなるため、飲み水がとても貴重でした。従って、済州道では様々な貯水方法が発達しました。 その中でも、庭の木に“チャムハン”と言われる甕を縛っておくのが済州島風です。雨が降る度に、雨水が木を伝って落ちてきて、この“チャムハン”にたまるそうです。 このように少しずつ水を溜めておき、飲み水として使われました。 一見単純に見えますが、本当に要領がいいですよね。では、独特な生活様式を持つ、続いての済州道家屋へと移動しましょう。