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[28] 南部地方農家-天然染色

こちらの農家では、とても珍しい体験がお楽しみいただけます。 朝鮮民族のことを“白衣民族”とも言いますが、これは、日常生活において白い服が多く着用されていたことに由来します。 では何故、韓国の先人たちは、汚れやすく、洗濯するのも面倒な白衣ばかり身に着けていたのでしょうか。 韓国では、昔から、無垢と自負心の象徴でもある“白”を神聖なものとしていました。


朝鮮時代に一度、喪服との区別ができないとして、白衣の着用が禁止されたこともありましたが、大した効果はなかったそうです。 それだけ韓国の先人たちにとって白衣は重要なものでした。しかし、白衣だけを身に着けていた訳ではありません。朝鮮時代には、一時、自然で採れた植物を用いた自然染色が流行しました。 最もよく使われた植物は、海のような碧さが出る「藍」と、太陽のような赤みがでる「蘇芳」、そしてほんのり黄色に色づく「クチナシ」などです。 その中でも特に平民たちに人気があったのは‘藍色’染色だそうです。こちらでは、朝鮮時代の人々のように、自然から得た材料で染色体験がお楽しみたいだけます。 赤・青・黄色、皆さまはどの色が一番お好きですか。お好きな色と“絞り”という技法を用いて独特な模様をつくる染色体験も可能です。 こちらで使用されている全ての材料は、天然の染料になっていますのでご心配なく。天然染料を用いた世界に一つだけの作品作りをお試しください。